ペルシャ絨毯
絨毯の素晴らしさと重要性
エルムコートは1992年のオープンよりインテリアコーディネートにおける敷物の重要性を感じ、国内外からラグやカーペットなどをセレクトしお客様に提案してきました。
これまで多くの絨毯に触れ感じたことは、「世の中には素晴らしい絨毯があるのに、まだまだ伝えられていない。」ということです。
たどり着いたのは、20世紀のペルシャ絨毯
20世紀はペルシャ絨毯制作にとって華やかな時代であり、素晴らしい作品が多く生み出されました。 それも、1979年イラン革命までのパーレビー朝時代は、ペルシャ絨毯の絶頂期といえます。
上質なウール、丁寧な染色、確かな職人技によって織り上げられたペルシャ絨毯は、数十年という“時間のエッセンス”が加わり美しい経年変化を生み出します。
時間が生み出した芸術品
制作後、大切に保管されていた絨毯は、現行品の絨毯にはない“深みと味わい”があります。
特に経年による染色の退色は、デザインや文様、ペルシャの歴史や文化的背景を抜きに、誰もが目で見て感じることができる醍醐味と云えます。制作されて間もない絨毯には決して出せない、味わいの発色をお楽しみください。
確かな品質と、ストーリーのある絨毯をご提案します
エルムコートでは、店主こだわりのペルシャ絨毯コレクションに加え、お客様のご要望に沿ったサイズや色柄のペルシャ絨毯をご用意し、ご自宅にて試し敷きいただける環境を整えております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
コーディネート紹介
アンティーク家具に、調和をもたらす。
メイメ産の絨毯は、デザインが特徴です。小さな菱形が連なっているようなデザインは、ジョーシャガン文様と呼ばれ、とてもアーティスティック。ヨーロッパでは有名ブランドのデザインに取り入れられるなど高い評価を得ています。
和に共存する、北欧とペルシャ。
今や最も注目を集めるピエール・ジャンヌレの椅子。チーク材やラタンを用いたシンプルで洗練されたデザインは、インドの伝統的な手工芸を現代に伝える役割を果たしています。どこか同じ風を感じるペルシャ絨毯、日本の伝統美こそ、彼らの意志を表現できるような気がします。
住まいの顔、玄関に求められるもの。
家族や客人を迎える入れる玄関は、自己表現の場として最も重要な空間かもしれません。アートや調度品と同じように絨毯にも個性が必要です。アイアンカーペットと評されるビジャー産の絨毯はとても丈夫で、出入りの多い玄関にぴったりな一枚です。
リビングに、ペルシャの楽園を。
絨毯全体に咲き乱れる花や鳥たちは、あふれる春の楽園を表現しています。絨毯を遠くからぼんやりと眺めていると、全て菱形に配列された花鳥文様ということに気付くはずです。存在感を引き立て、賑やかな楽園のなかにイスラーム美術の結晶を感じます。
絨毯が仕上げる、無機質な空間。
ペルシャ絨毯はインテリアコーディネートを仕上げるラストピース。木造建築に限らず、RC建築にもそっと寄り添います。打ちっ放しのコンクリートを主役に、足元に華やかさとぬくもりを与えます。
重厚なベッドルームを静寂な空間に。
足元全体に広がるのは優雅なフィッシュデザイン。タブリーズ産の絨毯は、堅実で確かなクオリティを誇ります。
ペルシャ絨毯の中央部メダリオンや細部に描かれているのは、イランの国花でもある薔薇。 客人を招く空間では無くとも、華やかな空間に。
トライバルラグが、いま求められる理由。
タイル上で存在感を放つ絨毯はトルクメン産のもの。 トライバルラグと呼ばれ、人気を集める遊牧民の手織り絨毯です。 ギュルという部族紋章が中央に連なるデザインは、ワンポイントでもアクセントが付きやすく、ペルシャ絨毯デビューにぴったりの一品です。